QC

製品やサービスをお客様に満足していただくことは、企業にとってとても大切なことです。そのためには、質の高いものを提供し続ける必要があります。これを「品質管理」と言い、製品を作る工程だけでなく、お客様の手元に届いた後まで、あらゆる段階で品質を保つための活動全体を指します。品質管理は、単に良いものを作るだけでなく、お客様の要望に合った製品を、無駄なく、効率的に作り出すための仕組み作りが重要になります。 日本の工業規格では、品質管理とは「買い手の要求に合った品質の製品を経済的に作り出すためのすべての手段の体系」と定義されています。つまり、お客様が求める品質の製品を、コストを抑えながら作るためのあらゆる方法を体系的にまとめたものと言えます。 具体的には、どのような活動があるのでしょうか。例えば、工場で作っている途中に、不良品ができないように管理する方法があります。また、出荷する前にきちんと検査することも大切です。さらに、製品がどれくらい長く使えるのか、どれくらい性能が良いのかを確かめるための評価や、お客様がどれくらい満足しているかを調べるための市場調査なども含まれます。 このように、品質管理とは、製品の企画段階から、販売、そして販売後のアフターサービスに至るまで、すべての過程において品質を管理する活動なのです。お客様に喜んでもらえる製品やサービスを提供し続けるために、品質管理は欠かせないものと言えるでしょう。