MOS

事務作業に欠かせない機器の使い方を教える仕事、それが事務機器指導員です。会社や個人を相手に、計算機や印刷機、複合機といった機器の操作方法を丁寧に指導します。ただ使い方を教えるだけでなく、より効率的に仕事を進めるための活用術や、困った時の対処法、機器の導入支援、情報のやり取りをするための網の目のように張り巡らされた接続設定も行います。 指導する相手によって、分かりやすい言葉を選んで説明する能力や、それぞれの状況に合わせた指導方法をその場で考え出す能力が求められます。活躍の場は様々で、会社の研修や学校、計算機教室、公共の施設など、活躍の場は多岐に渡ります。 近年は、家で仕事をする人が増えたことで、遠く離れた場所にいる人を指導する機会も増えてきました。そのため、画面を通して円滑な意思疎通をするための能力も重要性を増しています。また、新しい機器や道具が次々と出てくるため、常に最新の知識を学び、指導内容を最新のものに更新していく必要があります。常に学ぶ姿勢と、変化に対応できる力もこの仕事には欠かせません。 事務機器指導員は、単なる機器操作の指導にとどまらず、人々の仕事効率の向上や、円滑な情報伝達の基盤を支える重要な役割を担っています。相手の立場に立って分かりやすく教えることで、感謝されることも多く、やりがいのある仕事と言えるでしょう。また、常に新しい技術に触れることができるため、自身の成長にも繋がる魅力的な職業です。