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株式分割で投資はどう変わる?

株式分割とは、会社が発行している株式の数を増やすことを指します。例えば、今あなたが1枚のピザを持っているとしましょう。このピザを2つに切り分けたとしても、ピザ全体の量は変わりませんよね。株式分割もこれと同じです。1つの株を2つに分割すれば、株主が持っている株の数は2倍になりますが、会社の持つ価値自体は変わりません。 では、会社の価値が変わらないのに、なぜ株式分割を行うのでしょうか?それは、株式分割が株価を下げる効果を持つからです。1つの株を2つに分割した場合、株価は理論上、半分になります。株価が安くなると、今までその会社の株を買うことが難しかった人たちも、気軽に株を買えるようになります。 より多くの人が株を買えるようになると、株式の取引が活発になります。これは株式の流動性が高まったと言い換えることもできます。活発な取引は、株価を上昇させる可能性を秘めています。つまり、短期的には株価が下がっても、長期的には株価上昇につながる可能性があるのです。 さらに、会社が株式分割を行うということは、将来の成長に対する自信の表れと受け取られることもあります。成長が見込まれる会社の株を買いたいと思う人は多いので、株式分割は多くの投資家の注目を集める効果も期待できます。このように、株式分割は投資家にとって良い知らせとなる場合が多いのです。