
可能性を秘めた人材を発掘!ポテンシャル採用とは?
可能性を秘めた人材を採用することを「ポテンシャル採用」と言います。これまでの仕事の経験や実績よりも、その人が持っている能力や将来性、仕事への取り組み方といった秘めた可能性を重視する採用方法です。
これまでの採用活動では、豊富な経験を持つ即戦力となる人材が求められることが多くありました。しかし、近年のめまぐるしい社会変化や技術革新に対応するためには、これまでのやり方にとらわれない、新しい考え方や発想を生み出せる人材が不可欠です。そこで、企業は、経験の有無に関わらず、将来大きく成長する可能性を秘めた人材に注目するようになりました。これが、ポテンシャル採用が注目されている背景です。
ポテンシャル採用では、仕事に意欲的に取り組む姿勢や、新しいことを学ぶ意欲、困難に立ち向かう粘り強さといった要素が評価されます。具体的には、社会人経験のない方や経験の浅い若手、これまでとは全く異なる分野から転職を目指す方などがポテンシャル採用の対象となります。
企業側は、ポテンシャル採用で入社した社員に対して、研修や育成計画を通して能力開発を積極的に行います。将来的には、会社の中核を担う人材へと成長することを期待して採用するため、時間をかけてじっくりと育成していくことが一般的です。ポテンシャル採用は、企業にとっては将来への投資であり、採用される側にとっては、自らの可能性を広げる大きなチャンスと言えるでしょう。