業績連動

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転職用語

業績連動型賞与で変わる給与

会社全体の業績や、所属部署、または個人の働きに応じて支給額が変わる賞与のことを、成果主義型賞与といいます。従来の賞与は、基本給を元にして計算するのが一般的でした。例えば、基本給が30万円で、賞与の支給月数が2か月分と決められている場合、賞与の額は60万円になります。これは、会社の業績が良いときも悪いときも、変わりません。 しかし、成果主義型賞与では、会社の業績が良ければ賞与の額が増え、業績が悪ければ賞与の額が減り、場合によっては全く支給されないこともあります。また、個人の働きが評価されれば、会社の業績がそれほど良くなくても、賞与の額が増えることもあります。逆に、会社の業績が良くても、個人の働きが評価されなければ、賞与の額は減ってしまうこともあります。 この仕組みを導入することで、従業員一人ひとりの仕事に対する意欲を高め、会社全体の業績向上につなげることが期待されています。従業員は、より良い成果を出すために努力するようになり、会社は、従業員の努力によって業績が向上することで、より多くの利益を得ることができます。 近年、多くの会社がこの成果主義型賞与制度を取り入れるようになってきました。以前は、基本給を中心とした、給料があまり変わらない仕組が一般的でした。しかし、今では、成果に応じて報酬が変わる仕組みに変化してきています。これは、会社の競争力を高め、変化の激しい社会の中で生き残っていくために必要な変化といえるでしょう。 成果主義型賞与は、従業員にとっては、頑張りがしっかりと評価され、収入に反映されるというメリットがあります。しかし、業績が悪化した場合、収入が減ってしまうという不安定な面も持っています。そのため、導入する際には、従業員への丁寧な説明を行い、評価制度の透明性を高めることが重要です。