公募展

絵描きは、絵を描くことを仕事とする職業です。ただ、絵を描くといっても、その内容は実に様々です。たとえば、風景画、人物画、静物画といった昔からある絵画を描く人もいれば、現代美術と呼ばれる抽象的な作品を作る人もいます。また、絵を描くだけでなく、自分の作品を発表する場として個展を開いたり、コンクールに挑戦して腕試しをしたり、描いた絵を販売してお金を得たりすることも、絵描きの仕事に含まれます。 絵描きの中には、企業や団体からの依頼を受けて絵を描く人もいます。依頼の内容は様々で、本の挿絵や広告に使う絵、商品のデザインなどを手がけることもあります。活躍の場は、美術館や画廊、出版社、デザイン会社など多岐に渡ります。インターネットを通して作品を発表したり販売したりする人も増えてきています。 絵描きの仕事は大きく分けて、自分の好きな絵を描く人と、依頼を受けて絵を描く人の二通りがあります。自分の好きな絵を描く人は、自分の表現したい世界観を自由に描くことができます。一方、依頼を受けて絵を描く人は、依頼主の要望に応える必要があります。たとえば、本の挿絵を描く場合は、物語の世界観を表現する絵を描く必要がありますし、広告に使う絵を描く場合は、商品の特徴を伝える絵を描く必要があります。どちらの仕事も、絵を描く技術はもちろんのこと、発想力や想像力、コミュニケーション能力などが求められます。 絵描きの収入は、絵の販売や依頼された仕事の報酬によって得られます。収入は安定しない場合が多く、特に駆け出しの頃は、生活するのが大変な場合もあります。そのため、アルバイトなどで生計を立てながら絵を描く人も少なくありません。 絵描きは、技術を磨き続け、自分らしい表現方法を探求することで、見る人に感動や刺激を与えることができる、魅力的な職業と言えるでしょう。