
CGデザイナーの道:創造力を活かすキャリア
絵を描くのが好きな人、ものづくりに興味がある人にとって、コンピューターを使った絵作りであるシー・ジーデザイナーは魅力的な仕事です。絵を描くための様々な道具や材料を使う代わりに、コンピューターを使って、静止画や動画、立体模型など、様々なデジタル映像を制作します。活躍の場は、娯楽から実用まで多岐に渡ります。例えば、ゲームや映画、アニメーションなどのエンターテイメントはもちろん、広告、建築、医療など、様々な分野でシー・ジーデザイナーの技術が求められています。
具体的な仕事内容を見てみましょう。まず、依頼主や監督との打ち合わせから始まります。どのような映像を作るのか、目的や伝えたいことは何か、綿密な話し合いを通して企画内容を深く理解することが大切です。その上で、どのような絵を作るのか、全体の設計図となるデザインのコンセプトを練り上げます。
コンセプトが決まったら、いよいよ制作に入ります。まず、形を作る作業であるモデリングを行います。次に、質感や模様を付けるテクスチャリング、光を当てるライティング、動きを付けるアニメーション、そして最後に、これらを全て組み合わせて最終的な画像を生成するレンダリングを行います。これらの工程を経て、ようやく完成作品が出来上がります。また、既に作られたシー・ジー素材の加工や編集、特殊効果の追加といった作業を行うこともあります。
シー・ジーデザイナーの仕事には、専門的なソフトを使いこなす能力や、高度な技術、芸術的なセンスが求められます。さらに、決められた納期を守るための計画力や、依頼主と良好な人間関係を築くための対話力も重要です。新しい技術や表現方法を常に学び続ける向上心も欠かせません。